「箱と説明書」が価格を数倍にする
昔遊んでいたファミコンやゲームボーイなどのレトロゲームを売る際、査定額を最も大きく左右するのは「外箱と説明書」の有無です。当時のパッケージは紙製で作られていたため、開封と同時に捨ててしまったり、保管中に潰れてしまったりすることが一般的でした。
そのため、これらがきれいに残っている「完品」は、現存数が極めて少なく、驚くような高値で取引されています。タイトルによっては、カセット単体と完品とで買取価格に10倍以上の開きが出ることも珍しくありません。もし押し入れの奥から箱に入ったままのゲームが出てきたなら、それは単なる不用品ではなく、貴重なコレクションアイテムである可能性が高いでしょう。
箱に多少の傷みや汚れがあったとしても、絶対に捨てずにセットの状態で査定に出すことを強くおすすめします。
「JAPAN IMPORT」の需要
日本のレトロゲーム市場は今、かつてないほどの盛り上がりを見せていますが、その熱気の中心にいるのは実は海外のコレクターたちです。日本の中古ゲームは保存状態が良い個体が多く、「JAPAN IMPORT」として欧米を中心に絶大な人気を誇っています。
特にポケモンやゼルダ、マリオといった世界的な知名度を持つタイトルは、日本国内の相場よりも海外相場の方が高騰しているケースも少なくありません。また、円安の影響も追い風となり、海外バイヤーが日本のショップやオークションで大量に買い付ける動きが加速しています。
一見すると古くて価値がないように思えるソフトでも、国境を越えれば「クールな日本の文化遺産」として高値で評価されるのです。売り先を選ぶ際は、海外への販路を持っている業者を選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。
余計な手を加えずに売るのが正解
少しでも高く売りたいという気持ちから、売却前に自分でクリーニングや修理を試みる方がいらっしゃいますが、レトロゲームに関しては注意が必要です。特に紙箱を濡れた雑巾で拭くのは厳禁です。シミやふやけの原因となり、逆に商品価値を大きく損なってしまいます。
また、古いカセットに内蔵されているセーブ用電池が切れていることも多いですが、これを自分で交換しようとしてカセットの殻を無理に開けるのも避けるべきです。分解跡が残るとコレクターアイテムとしての価値が下がり、最悪の場合は買取不可となってしまいます。
電池切れの状態であっても、レトロゲーム専門店であれば適正な価格で買い取ってくれます。素人判断で手を加えるよりも、経年劣化も含めて「そのままの状態」でプロに見てもらうのが、トラブルを避ける最善策です。
